胃カメラ検査方法について
oral & nasal gastroscope

口からの内視鏡(経口)と
鼻からの内視鏡(経鼻)について

従来は内視鏡の太さから、口から内視鏡を挿入する方法しかありませんでした。しかし近年内視鏡も細くなり、数年前からは鼻から内視鏡を挿入して検査ができるようになりました。
経口法と経鼻法の違いは、経口法の場合は舌のつけ根に内視鏡が当たると()、“オエッー“となる反射が出現する場合があり、それが内視鏡のつらい原因のひとつとなります(図1)。経鼻法では鼻から図2のように進みますので、その反射がほとんどありません。また経口法では注射による麻酔(鎮静剤)を使用して眠って検査を行うこともありますが、経鼻法は鎮静剤の必要がありませんので、検査後すぐ仕事することも可能です。しかし鼻が狭くて入らない場合があり、その際は細径スコープで口からの検査になります。その他少量の鼻血がでることや鼻に多少の痛みがあることもあります。
経口内視鏡経鼻内視鏡
先端7.9mm(挿入部7.7mm)
従来の9mm前後のスコープとほぼ同等の高画質です
先端5.4mm(挿入部5.8mm)
現在最新の細径スコープです
口からスコープを入れる方法。
舌のつけ根に当たるので、反射(オエッーとなる)がでる方がいます。画質は細径より高画質です。
鼻からスコープを入れるので、反射はほとんどありません
鼻から入らない場合もあり(100人に3人程度)、その際は口からの検査になります。少量の鼻血がでること、少し鼻が痛いこともあります。
鎮静剤(注射による麻酔)は、ご希望があれば少量使用いたします。ただし検査後約1時間の安静が必要で、まれですが薬の副作用がみられることもあります。 鎮静剤(注射による麻酔)は使用せず行います。検査後すぐお帰りいただけます。自転車、車の来院も可能です。
鎮静剤使用の場合は、自転車や車で来院しないで下さい。当日帰宅後も自転車や車の運転は控えていただきます。

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